御言葉にとどまるなら・・・

聖書の御言葉の日記です。

「知恵であるわたしは悟りを住みかとし」箴言8:12~14

8:12 知恵であるわたしは悟りを住みかとし、知識と慎みとをもつ。

 8:13 主を恐れるとは悪を憎むことである。わたしは高ぶりと、おごりと、悪しき道

と、偽りの言葉とを憎む。

 8:14 計りごとと、確かな知恵とは、わたしにある、わたしには悟りがあり、わたしに

は力がある。

 

【内容】

箴言が書かれたほとんどの多くは、イスラエルの王ソロモンのものです。ソロモン王は

大変な賢者で、どのような難題でも解決し、知恵深く、博識でした。そのためにわざわ

ざ、彼の所に外国から尋ねてくる者が出てくるほどでした。

箴言のテーマ聖句は「主を恐れることは知識のはじめである、愚かな者は知恵と教訓を

軽んじる。」(1:7)です。

 

8:12 知恵であるわたしは悟りを住みかとし、知識と慎みとをもつ。

  意訳すると、「わたしは知恵である。そのわたしは悟りとともにあり、知識と慎み

  とをもつ。」

  この「わたし」とは、神様のことで、新約時代に生きる私達にとってはキリストそ

  のものです。以下、13節、14節と続いていききます。

 

【黙想】

ここで教えられるのは、神の持つ知恵は、先行きが不透明でも何が善いことであり、悪

いことであるか、知っておられ、前もって計画があり、神はそれを実現なさる力を持っ

ています。

 

箴言19章には以下のように記されています。

19:21 人の心には多くの計画がある、しかしただ主の、み旨(計りごと)だけが堅く立つ。

また、パウロは神の知恵、キリストの知恵について書簡で逆説的にこのようにも言って

います。

1:24・・・神の力、神の知恵たるキリストなのである。25 神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからである。

 

これから、情報が錯綜し、先行きが不透明な状況の中、私達が、何が善いことであり、

悪いことであるか識別し、悟る知恵が得られるには次のことが必要です。知恵と悟り

の霊、はかりごとと能力の霊、主を知る知識と主を恐れる霊(イザヤ11:2)すなわち心

の内側に住んでいる下さる聖霊の働きを私達が邪魔しないことです。聖霊はキリストを

信じる者に注がれています。実のところ、知性と霊性の両者は補完しあい、どちらも大

切です。この両者は御言葉によって養われます。