ここでアブラムの甥のロトが戦いに巻き込まれたことが書かれています。 最終的にはアブラムによって助け出されます。下表のように「五人の王の連合軍」と「四人の王の連合軍」との間の戦いです。
五人の王の同盟軍 |
四人の王の連合軍 |
ソドム、ゴモラ、アデマ、
ゼボイム、ゾアル
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シナル、エラム、オメル、ゴイム |
戦いの様子がまるで、戦国時代のようです。しばらく、五人の王たちはエラムの王に十二年間にわたり仕えていましたが、十三年目に謀反を起こします。ところが、エラムの王は四人の王で連合を組んで、ソドムとゴモラの王の軍を追い込みます。そしてさらにこの四人の王の連合軍はソドムとゴモラにあった財産と食料 を奪取っていきます。
ソドムにはロトが住んでいました。彼は捕虜となり財産、食料も失います。その状況を知ったアブラムは自分のもとで軍事訓練をした者を連れ、敵に夜襲で戦いを臨みます。その結果、財産は取り戻せることができ、ロトや彼に属する者たちも無事に助けられました。
おそらく、ロトは自分が選んだ場所は肥沃に富んだ穏やかなソドムだっただけに、まさかこのような展開になるとは想像していなかったでしょう。戦いに巻き込まれ、ロトはピンチの状態になりました。そのようなロトにアブラムは助けの手を出しました。アブラムの軍は小さなものだったに違いにありませんが、そこに神の力が働いていました。
私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。
私の助けは、天地を造られた【主】から来る。(詩篇121篇1~2節:新改訳第三版)